記念日大好き日本人。
同時に、記念日の演出も大好きなのが日本人です。
ただ、ここには日本人だからという国民性だけでなく、性別による差異も生まれています。
単純明快に言えば、男性は演出をするのが好き、女性は演出をされるのが好きという傾向にあるようです。
これはよくドラマや映画などでも見られ、男性がデートの時に何かギミックを仕込んだり、それこそそのまま記念日にサプライズを提供したりしている場面は星の数ほどあるでしょう。
そもそも、そのドラマや映画を作っているスタッフ自体、演出にはほぼ男性がついています。
男性の「演出するのが好き」というのは、外国においても同様で、これが発展したのが「レディーファースト」「フェミニスト」といったところなのかもしれません。
日本人の、そして男性の演出好きというのには、やはり何かしらの理由があるかと思います。
同時に、されるのが好きという女性にも理由があるでしょう。
ここからは推論になりますが、男性というのはとかく何かと引きずる生き物です。
一方の女性は、すぐに忘れたがる生き物です。
そういった性質が、演出のする側、される側にくっきり分かれた理由かもしれません。
というのも、引きずる性質というのは、言ってみれば粘り強いともいえます。
どういった演出をするか考え、それを具体的に実行に移すまで様々な試みを行い、想像を膨らませるというのは、男性のほうが得意のように思えます。
一方、女性の方は、どこか飽きっぽい部分があり、日頃からサプライズに飢えているところがあるかと思います。
これが、演出する側とされる側の境界に相当するのではないでしょうか。
こういったところが、記念日の価値観にも現れているかと思います。

